アンデスコンドル
アンデスコンドル(タカ目コンドル科)
英名:Andean Condor 学名:Vultur gryphus 体長:約3m 体重:約10kg
空を飛ぶ鳥類で最も大きいものの一つがアンデスコンドルである。
最大で体重が15kgにもなるため自力で飛ぶ事ができず、気流を捕まえて滑空することで空を舞う。
羽毛の大部分は黒色で一部白色が混じるが、この姿になるには約10年の月日が必要となるため、若い個体は茶色の羽毛を持つ。
とくしま動物園のシンボルマークでもあるアンデスコンドルですが、自然ふ化成功日本一という記録を持っています。
この記録はミスターチカラ(平成21年12月22日死去)とマユ(平成20年11月11日死去)の偉大なつがいによって達成されました。
この2頭は1957年にとくしま動物園の前身である徳島市立動物園の開園に合わせてペルーより導入された野生種で、正確な年齢は分かりませんが導入当初から翼の色が成鳥の証である白と黒に代わっていた事から10歳以上であったと考えられています。
事実この2羽は子だくさんだけでなく、長寿動物として旧徳島市立動物園ととくしま動物園を見守り、遂にミスターチカラは国内のオスのコンドル最長寿にもなりました。
現在、とくしま動物園ではこの偉大な長老たちの息子、そして孫を飼育しており、先代に負けない立派な記録を樹立できるように頑張っています。