シロオリックスのアブ♀

チビ♂と見つめあうアブ

2019年1月2日、シロオリックスのメスの『アブ』が1歳になりました。
去年の4月に『アブ』という可愛い名前を命名して頂いて、10ヵ月がたちました。

シロオリックスは、生まれてすぐの体色はほぼ茶色ですが、アブも2ヵ月を過ぎる頃には顔の白い部分が増え、6ヵ月にもなると他のメスと同じ体色になりました。それと同時に母親のアキナから離れて行動するのも増えてきました。

それからのアブは成長とともに大胆な行動をする様になりました。それは、狭い隙間をすり抜けてカピバラしか出入りできない場所に入ったり、そこからジャンプして出てみたり、また、好奇心からかカピバラを角でつついてみたりと様々な行動をとります。つつかれたカピバラは、それが気持ちよかったのかじっと動かず毛を逆立ててもっとつついて！といわんばかりにアピールをしていましたが、アブはカピバラの反応にはあまり興味を持たず、すぐに離れていきました。

また、アブは、チャップマンシマウマのオスの『チビ』とも顔を見合わせてはお互いを意識するようになり、追いかけっこをしたり、一緒に乾草を食べたりする姿も見られるようになりました。

アブは、これから先もパドックで、サバンナエリアのマドンナ的な存在で居続けてくれると思います。皆様には、ご来園頂いた際にサバンナエリアのシロオリックスの『アブ』を見つけて頂き、行動を見て頂けたらと思います。